中央大学の4年生・白川陽大(しらかわ ひなた)選手が2026年の箱根駅伝や大学卒業を目前に控えています。
世界ジュニア金メダリストとしても活躍した母・白川陽子さんや、筑波大学陸上競技部で活躍している妹・白川朝陽さんなど、家族一丸で陸上界を盛り上げる白川陽大選手。
この時期やはり気になるのは、「彼の卒業後の進路がどのようになるのか」ではないでしょうか?
この記事では、
- 白川陽大選手の進路予想
- 白川陽大選手のプロフィール・経歴・実績
のポイントを中心に詳しく分析します。
白川陽大選手の現在と未来をまとめて知りたい方におすすめの内容です!
【白川陽大】卒業後の進路予想
この経験を生かすも殺すも自分次第。白川陽大はこの脚で、旋風を巻き起こす。#中央大学 #その熱を走らせろ #EKIDENPACK pic.twitter.com/YzCmpTZluo
— Nike Japan (@nikejapan) January 2, 2025
進路は実業団が有力?
2025年11月時点では、白川陽大選手の進路はまだ公式発表されていません。
ただし、大学陸上界での実績や中央大学陸上部OBの過去の動向を踏まえると、いくつかの選択肢が見えてきます。
中央大学陸上部は、これまでも数多くの実業団選手を輩出しており、その多くが駅伝やマラソンを中心に社会人として競技を継続しています。
白川選手も、卒業後には次のような進路候補が予想できます。
- 実業団チーム(大阪ガス・安川電機・スズキなど)
- プロランナー(スポンサー契約型)
- 公務員や一般企業に就職し競技継続
この中でも最も可能性が高いのは、実業団への進出です。
白川選手は、これまでの大会において10000mで28分45秒、直近の大会で行われたハーフマラソンでは1時間1分34秒という実績を持ち、実業団においても即戦力として評価されるようなレベルの走りが特徴です。
上尾ハーフ、自己ベスト!
— 白川陽大 (@hinatashirakawa) November 16, 2025
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有力候補の実業団チームは?
白川選手の地元は大阪です。
そして、中央大学出身のランナーが複数在籍しているのが、大阪ガスになります。
これまでに中央大学を卒業した選手の進路と、2026年に卒業が見込まれるメンバーを一覧にまとめました。
| 年度 | 選手名 | 所属先 |
|---|---|---|
| 2021年 | 井上大輝 | 大阪ガス |
| 2023年 | 居田優太 | 大阪ガス |
| 2025年 | 園木大斗 | 大阪ガス |
| 2025年 | 阿部陽樹 | 安川電機 |
| 2026年予定 | 吉居駿恭 | 未定 |
| 2026年予定 | 白川陽大 | 未定 |
| 2026年予定 | 溜池一太 | 未定 |
彼らはいずれも中央大学の長距離ブロック出身で、チーム内の絆が深いことで知られています。
白川選手が大阪ガスに進めば、実績・環境・人間関係の三拍子が揃った理想的な環境で競技ができるといえるでしょう!
実業団所属のメリット
白川選手が実業団への道を選ぶことで得られるメリットは多くあります。
代表的なメリットとしては以下のようなポイントがあります。
実業団の主なメリット
- 安定した雇用と収入を得ながら競技に専念できる
- コーチ・施設・栄養管理などの支援体制が整う
- ニューイヤー駅伝などチーム戦の舞台に挑戦できる
一方、プロランナーは自由度が高い反面、スポンサー契約が不安定であるため、現実的にはまず実業団で経験を積む方が堅実と考えられます。
他の可能性と展望
母親の白川陽子さんは筑波大学出身で、世界ジュニア優勝後には地方公務員として働きながらマラソン競技を続けていました。
その生き方から、白川選手も「働きながら競技を続ける」スタイルを選ぶ可能性もあります。
ただし、現段階で彼のパフォーマンス水準を考えると、まずは実業団で本格的に競技を継続する進路が最も自然でしょう。
大学駅伝での活躍を経て、社会人としてどの舞台に立つのか――。
正式な発表はまだ先になりそうですが、白川陽大選手が実業団で再びユニフォーム姿を見せる日を、ファンは心待ちにしているよ!
白川陽大の経歴・プロフィール
基本プロフィール
白川陽大(しらかわ ひなた)選手は、2004年1月26日生まれ。大阪府枚方市出身の長距離ランナーです。
| 名前 | 白川陽大(しらかわ ひなた) |
| 生年月日 | 2004年1月26日 |
| 年齢 | 21歳(2025年12月時点) |
| 出身地 | 大阪府 |
| 所属 | 中央大学 文学部 |
| 出身校 | 大阪府立大塚高等学校 |
出身中学校は枚方市立枚方第一中学校、高校は大阪府立大塚高校。
中央大学文学部に所属し、大学では陸上競技部の長距離ブロックで活躍しています。
レース映像からは細身でストライドの大きなフォームが印象的です。
中学・高校時代からフォームの美しさと安定感に定評があり、大学進学後もその走りはますます磨かれています。
学生時代の歩み
中学時代は全国大会への出場経験はなかったものの、高校で急成長。
1年生の時に全国都道府県対抗男子駅伝「大阪府代表」に選出され、注目を集めました。
3年生ではインターハイに出場し、全国クラスのランナーとしての地位を確立します。
中央大学進学後は、名門・中大長距離ブロックの一員として、駅伝やトラックで経験を重ねました。
箱根駅伝での出場経験こそ限られていますが、チームの中核として練習面で支えるタイプの選手として評価されています。
チーム内では後輩の面倒見が良く、冷静な判断と安定した走りで信頼を得ていることでも知られています。
主な記録と実績
白川選手の自己ベストは以下の通りです。
| 種目 | 記録 | 備考 |
|---|---|---|
| 5000m | 13分52秒70 | 学生トップレベル |
| 10000m | 28分45秒07 | 実業団即戦力クラス |
| ハーフマラソン | 1時間02分18秒 | ロード適性が高い |
特にハーフマラソンのタイムは、実業団の主力ランナーと遜色のないレベルです。
同大学出身の髙沼一颯選手(スズキ所属・62分19秒)や阿部陽樹選手(安川電機所属・62分05秒)とほぼ同等。
この記録が「白川陽大=実業団即戦力」と言われる根拠となっています!
走りの特徴と人柄
白川選手の走りは、後半型で粘り強いスタイル。
序盤は無理をせず、徐々にペースを上げていく展開を得意としています。
トラックではリズム感が良く、ロードでは長距離に強い持久力が光ります。
また、SNSなどでの発言は控えめで、どちらかというと職人気質なランナー。
周囲の評価も「真面目で努力家」「自分のペースを崩さない選手」と高く、チームからの信頼も厚い選手です。
母・陽子さんの輝かしい実績
白川陽大選手の母・白川陽子さんは、筑波大学陸上競技部の出身です。
大学在学中の1994年、世界ジュニア陸上競技選手権大会女子10000mで優勝という快挙を達成。日本女子長距離界で注目を浴びた逸材でした。
当時の日本女子長距離は世界との差が大きかった時代ですが、陽子さんはその壁を破り、若くして国際舞台の頂点に立ちました。
筑波大では理論と実践の両立を重視しており、彼女もまた科学的トレーニングと自己管理の重要性を学んだとされています。
卒業後は地方公務員として働きながらも競技を続け、マラソン大会などにも積極的に参加。
「働きながら走る」という姿勢は、母としての面や選手としての面でも白川陽大さんに大きな影響を与えたのかも!
今後に受け継がれる精神
白川陽大選手がどの道を選んでも、母の教えが根底にあることは間違いありません。
競技の厳しさを知りながらも楽しむ姿勢、日々の積み重ねを大切にする精神。
それは、社会人ランナーとして生きる上でも大きな支えになります。
母・白川陽子さんのように、競技と仕事を両立しながら自分の可能性を伸ばす。
そんな未来像を描いているのかもしれません。
今後の展望
大学での集大成を迎える白川陽大選手。
卒業後は、これまで積み上げた実績を活かし、実業団でさらなる飛躍を遂げる可能性が非常に高いと見られています。
大阪ガスをはじめとする関西実業団で活躍する中央大学OBとの再会も期待され、ロードレースや駅伝での躍動が楽しみです。
その一方で、母のように社会人としての道を選びながら競技を続ける選択も、白川選手らしい挑戦になるかもしれません。
いずれにしても、彼が走り続ける限り、その姿勢は多くの人に勇気を与えることでしょう。
まとめ
2025年11月時点で白川陽大選手の進路は正式に発表されていませんが、これまでの経歴や大学OBの動向から見て、実業団への進出が最も有力といえます。
特に大阪ガスには中央大学出身の先輩が複数おり、環境面・実力面ともに理想的な選択肢となるでしょう。
母・白川陽子さんの影響を受け、努力と継続を大切にしてきた白川選手。大学卒業後も「走ることを人生の中心に置く」生き方を選ぶ可能性が高いです。
要点を整理すると――
- 現時点で進路は未発表だが、大阪ガス・実業団所属の可能性が高い
- 母は筑波大OGで世界ジュニア金メダリスト、親子で長距離界の才能
- 10000mで28分台、ハーフで62分台と実業団即戦力クラスの実績
- 今後の発表や社会人デビュー戦に、陸上ファンからの期待が高まる
白川陽大選手がどの道を選ぶのか――その一歩が、陸上界の未来をさらに輝かせる瞬間になるはずです。

